2019年12月号
聴覚ヘルスにおける遠隔の患者と聴覚専門家とのコミュニケーションを促進するスマートフォンアプリ: その有用性と補聴効果への影響についての調査
(A Smartphone App to Facilitate Remote Patient-Provider Communication in Hearing Health Care: Usability and Effect on Hearing Aid Outcomes)
Elizabeth Convery, PhD, Gitte Keidser, PhD,1 Margot McLelland, BSc, DipAud and Jennifer Groth, MA2 1National Acoustic Laboratories, Sydney, Australia., 2GN Hearing, Glenview, Illinois.
結果と検証
6週間後:補聴効果測定の実施
- 雑音下でのスピーチテスト
- APHABスコア(補聴器の有効性のアンケート調査)
- SADLスコア(補聴器の満足度に関すアンケート調査)
- 装用時間の調査(補聴器のログデータより)
結果:これらのテスト結果について、両グループ間で有意な差は見受けられなかった。
これは、対面のフォローアップがReSoundアシスト遠隔サポートに置き換えることが可能であることを意味します。少なくとも短期的には補聴器の装用効果として悪影響を与えないと云えます。
遠隔サポートグループのアプリの利用状況
- 15人中11人がスマート3Dアプリを使ってリクエストを行うことに成功した(73%)
- 3人はリクエストを行う必要性が無く利用しなかった。
- 1人はリクエストを行ったが、「このサービスは実施できません」というエラーメッセージが出て実施できなかった。
Resound3Dアプリのテレヘルスとしての使い易さの調査
※ Telehealth Usability Questionnaire : http://telerehab.pitt.edu/ojs/index.php/Telerehab/article/view/6196